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2021年を振り返って

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2021年を振り返って
2021年を振り返って
今年も残すところあと少し。
2021年を振り替えると私たちには新しいチャレンジの年だったと思います。

住宅から一歩踏み出して店舗や事務所の改修のお仕事が増えたのもそのひとつ。
天竜の杉が大勢の方の目に触れ使われるのはとても嬉しいことです。

その一年のご褒美として4月に完成オープンした「浜松料理 娯座樓」さんが
ウッドデザイン賞優秀賞林野庁長官賞を受賞しました。

12月8日に東京で行われた表彰式に参加し、その場でプロジェクトについてのプレゼンテーションをしました。

そのトークセッションの場で審査員の方に言われて印象に残っている言葉があります。

「娯座樓さん、この物件の特筆すべきは何はともあれ木が素晴らしくきれいなことです。節が全くない」

私たちとしてはもっと工夫した点やこだわった点もあったわけですが、
シンプルに「木がきれい」と評価されることは実はとても意味のあることなのかもしれないと思いました。

きれいな木を使うというのは簡単なようで実は簡単なことではないのです。
高いお金を払えば手に入るわけでもないと感じています。
きれいな木を作るためにかけられた長い時間と手間を理解し、
適切に使える人に売ってもらえるのではないかと思うのです。
ホントのところはどうか分かりません(笑)
でも私が山の人なら先代から受け継ぎ大事に育てた木はきちんと料理してくれる人に使ってもらいたい、
そういうものなんだと思うのです。

だから私たちは常にそういったことを気持ちの横に置き、設計をし、墨をつけ刻んでいるのです。

あと大切なこととしてきれいな材ばかりを使うのではなく、同時に生まれる節のある材も使い、
山の循環に寄り添ったものづくりを心がけています。

そうして分けていただいた木材が、私たちの作る空間の底上げをしてくれているのです。

今回の受賞で改めてこれまでのモノづくりの姿勢を振り返る機会となりました。

2022年も次の目標に向かって走っていくのですが、根本は変わらず上質な木の空間を作っていきたいと思います。


nishikubo