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釿の話2

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釿の話2
釿の話2

大工の合田です。
今日までの身に色々な事がありましたが
頭の片隅にずっと残っている
最近名栗加工した釿の話。

好きな手道具で実際に仕事に繋がる事ができる
この環境に感謝すると共に好きなもので
仕事をする事の大変さを自分なりに痛感しました。

関西の材木屋さんの良質な栗材を
釿ハツリによる名栗加工をすることになりました。
こんな話は有り得ない事で、
嬉しさや怖さ、色々な感情を抱き挑みました。

釿の名栗加工を仕事としてやられている方は
全国的に見てそう多くありません。
それも需要と供給のバランスや
商品としてのクオリティに辿り着くまでの
技術者の時間や労力だったり
厳しいものがあるからではないかと思っています。

知り合いの大工さんで釿の名栗加工を
やっていきたいと言った方もその現実に
機械による名栗加工にシフトチェンジしました。
それも良いと思います。

僕の場合は求めていただける限り
手加工で名栗加工をしていきたいと思っています。
プロの方からすれば僕は無知で仕込みの甘い道具を
酷使している小僧にすぎないかもしれません。

それも僕の名栗加工は1箇所の凹凸に
何発か刃を入れる状態になっています。
1箇所の凹凸に僅かな凹凸ができ艶や光の加減で
見栄えの良し悪しがよりハッキリします。
それも使い手の道具と性格を合わせた癖で
そうなっているのだと感じました。

今回名栗加工をした
サンプルとして加工させてもらったもの
その後本番として加工したものの比較をして
言うまでもなく違いは明らかでした。
それでも最後まで納得なんて出来ませんでした。

釿を振り下ろしたその時々の微妙な違いで変わる
見栄えが自分の心境とリンクして
ただただ鍛錬に尽きるなと実感しました。

goda

 

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