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漆

石牧建築に入社してから漆に触れる環境に出会いました。
先日は漆職人の欣也さんに春野の加工場まで来ていただき、梁材の漆塗りをしてもらいました。
実際漆を見ていると塗りを重ねれば重ねるほど味が出てくるので面白いですし、食器などの場合も使えば使うほど艶が出てくるので不思議です。
 
また
漆は乾くまでの管理がとても難しく
一般的に”液体の乾いた状態”というと、水分を蒸発させた状態のことを想像すると思いますが、漆はちがいます。
 
漆は湿度と温度が保たれた環境で固まります。
漆に含まれるラッカーゼという酵素成分が、空気中の水分から酸素を取り込み、物質が液体から固体に変化することで漆が固まり、そこで乾燥した状態が完成します。湿度を保たなければいけないので大変です。
 
さらに、漆は採取可能な成木になるまで15年〜20年もかかります。
一本の木から採れる漆の量はわずか200g。
約牛乳瓶一本分です。
この量を取るために20年もかけて木を育てるので
“漆の一滴は血の一滴”とも言われているそうです。
 
何気なく見ていた漆ですが調べると、奥が深くて面白いなと思います。
 
漆は、今はほぼ輸入で国内産はわずか3%。
国内で採れる漆はとても貴重なことがわかります。
その国内生産の7割を岩手県が占めているそうです。
私の地元岩手県が漆が有名なのは知っていましたが
圧倒的に生産量を占めているということは恥ずかしながら最近知りました。住んでいたのに漆に触れることがなかったのでもったいないことをしたなと思っています。
 
岩手県には漆のお店や、話を聞ける環境があるので
行って見たり聞いたりしてみたいです。 
地元に帰る楽しみが一つ増えました。
 
Kimizawa
 
 
 
 
 
 

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