今日はZEH推進を懸念する声について
まずは、昨日も話した国のエネルギー施策を一般家庭が負担するという意味でこれから新築使用する家庭に費用負担が大きくなるという事。
賃金が上がらない中で、消費税の増税の話やに加えエネルギーの自給自足など益々格差が広がるのではないかと心配されています。
もう一つは、長期優良住宅の推進が優先だという事。
現在、長期優良住宅は全体の2,3割といわれています。
限られた予算の中でZEHを優先すれば、益々この数字は伸び悩むことになると思います。
長期優良住宅といえど認定制度なので、実際の現場では更に断熱気密施工の精度の問題や、外壁通気層の確保など、しっかりと施工できているかどうかといえばもう少し割合は減ると思います。
断熱を強化して太陽光パネルを載せるとZEHにはなりますが、構造の検討や劣化対策がしっかりできていなければ家は長持ちしません。
ローコスト+ZEHは心配です。
まずは長期優良住宅、そのうえでZEHというのが私の考えでもあります。
石牧