Javascriptが無効になっているため、正常に表示できない場合があります。

木造住宅の耐震性

TOPICS & EVENT

スタッフブログ

木造住宅の耐震性

先日、9月6日北海道で地震が起きました。
近年、全国各地で大きな地震が起き、多くの方々が被災されている映像を見ると家づくりを生業としている私たちの責務を改めて考えさせられます。

そこで今日は耐震性や地震について少し書こうと思います。

地震の実態調査が進むにつれて、地域によって地震力の増減を決めている地域係数や4号特例と呼ばれる木造住宅に対する緩和措置を問題視する声を聞きます。

4号特例とは、木造戸建て住宅などの建築確認で、構造関係の審査が省略される建築基準法の規定のことです。

建築基準法6条1項4号で規定する建築物で、2階建て以下・延べ面積500m2以下・高さ13m以下・軒の高さ9m以下の木造建物は、「4号建築物」と呼ばれています。

木造戸建て住宅のほとんどがこれに当てはまります。

つまり、木造住宅は構造計算をしないでもある一定の仕様規定を満たせば建ててもいいという特例なのです。

その構造の簡易な検討方法として壁量の確保(壁量計算)、壁量バランス(4分割法)、継手・仕口の選択(N値計算法)の検討をするというものです。
その為、大多数の家が、構造計算を行わず、伏せ図の作成もプレカット工場任せというのが現状のようです。

この仕様規定そのものは安全側に考えられているものなので、必ずしも耐震性が劣るというものでは無いものの、木造軸組み工法の基本となる伏せ図の作成をプレカット工場に任せて、簡単な計算のみで家が建てられてしまうのは問題があるように思います。

弊社は全棟手刻みなので、構造伏せ図などはもちろん自社で作成します。

というより、構造の組み方からプランを考えていくのでアウトソーシングはできません。

また、大工の経験と実績をもとに自社のルールで組んだ木組みを、構造計算(許容応力度計算)によって安全性を確認しています。

デザイン、設備、断熱性能、コスト、などすべてを考慮してプランしますが、耐震性や木組みは私たちの家づくりの基本となるところです。

安心して住めるよう耐震性を高めた家づくりをするというハード面のレベルアップは怠らないことは勿論、
事前に災害時の対処方法などを住まい手さんとしっかり決めておくことなど、住まい手さんへのケアなどのソフト面の準備も現在進めています。

地震の被害にあった方々の一日も早い復興を願うと共に、
南海トラフ地震が心配される静岡県西部地域を拠点にする私達は、様々な情報に耳を傾け、安心して住んでいただける家づくりに努めていきたいと思います。

石牧