
設計のハナシ(PLANNING)
part:2 ~"美しい架構"で強く格好良く~
石牧建築が真っ当な家づくりを行う上で、重要視している
"素材"-MATERIAL・"設計"-PLANNING・"技術"-TECHNIQUE
完全自由設計をモットーに家づくりを行う私達チームの家づくりは、暮らし方や住まい手さんの性格に合わせて
様々なカタチになっていきます。
新しく家づくりをお考えの皆様に、石牧建築が標準装備としている仕様だったり、繰り返し行っている施工方法といった
いわば 【ISHIMAKI KENCHIKU STYLE】について紹介いたします。
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【架構】とは
木造住宅を構成する柱や梁などの構造材、その組み方
と、定義してご紹介させて頂きます。

木造住宅における架構とは、建物を支える骨組みに当たる部分です。
建物の力がかかる部分に、適切な骨組みを配置して上げられれば、建物の強度を向上させることができます。
そのような構造計画のために、わたしたち石牧建築では全棟において許容応力度計算を用いた構造計算を実施しています。
(構造計算に関する詳細は別の記事でご紹介します)
建物の耐震性能を考える要素として
①材料寸法、③材料配置 etc.. が大切です。
基本的に材料寸法は大きく、材料配置は近くすることで建物の強度は上がる傾向にあります。
その代償として、骨組みが大きく、近くなることで空間は狭く低くなっていくものです。

つまり、出来るだけ部屋を広く、開放的に設計するためには
建物の荷重を緻密に計算し、それを支えるのに十分な範囲で材料の寸法と配置を計画することが必要です。
完全自由設計で皆様の自由な住まいづくりをサポートするにはこのような技術が必要になります。

また、石牧建築が得意とする登り梁架構のように、材料の角度や高さを調整することで水平垂直に組み上げる構造に比較して
自由な空間づくりを行うことができます!
手刻み加工やオリジナルの造作加工を行っているのは、このような自由な住まいづくりに繋がっているのです。
工場では加工が難しいような角度や寸法、小ロットでのオーダーメイドな家づくりが可能になるのは私たちの強みです。
理想を叶えるための技術的な設計と、それを実現する職人技術の両立あっての石牧建築なのです。
では、理にかなった構造設計を行うことだけがすべてなのか。
と、いうと少し違うのかなと考えています。
構造架構に関する技術的な課題を解決する方法は幾つもあります。
そこで、しましま設計室の感性が武器になります。
木を見せる面(木目)を整えたり、見せる木材の量を調整することで
素敵なインテリア空間を実現します。
技術と感性。
構造設計事務所と意匠設計事務所が合体したような
しましま設計室だからこそ、石牧建築らしい木造の家をプランニングすることが出来ているのです。

言葉だけで説明するのは少し難しい、"架構のうつくしさ" という満足感。
それを実感して頂くためには石牧建築の建てる物件を見て、触れて、体験して頂くことがイチバンです。
是非、住まいの見学にいらしてください!
▶最新の見学会情報はHPのお知らせページ、もしくはinstagramから
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written by :浅野太智 (石牧建築 設計部)