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夕星の家

WORKS GALLERY

新築戸建住宅

夕星の家
夕星の家
天竜の彩り豊かな自然に囲まれた シンプルながらも素材の豊かさに囲まれた 夕星の家
浜松市天竜区の山山に囲まれた地に
新たな2階建ての住まいが完成致します。

焼杉と塗り壁を中心に包み込んだ住まいの外観は
白と黒の対比が効き
木の持つ彩が映える姿に

ゆったりと設けた洗出しの玄関土間の先
扉を開けると杉の赤色が並ぶLDKと
和紙張りの和室が広がる居間に繋がっています

八角に削ったチークの柱を中心に幾種かの木々で設えた
造作キッチンとダイニングに落ちる灯の下で
家族の暮らしが広がってくれれば嬉しいです

北向きに設えたウッドデッキから
天竜の山山や夕暮れの空を眺めながら
この地で暮らす愉しみを感じて欲しい

そんな意をこめて
きっと 日々の中で住まいを照らしてくれる
西空の金星 の名をとった

ゆうづつのいえ
夕星の家

Photographer: 大関正行 coloring: 浅野太智(有限会社 石牧建築)
工法・規模 木造平家建て(木造軸組工法)
敷地面積 200.00㎡(別棟含む)
延床面積 107.02㎡ 
設計者 しましま設計室

こんにちは。
スタッフのアサノです

見学会に来て頂けなかった方にも
この住まいについて
少しでも知ってもらいたいなと 
思います


そこで
アサノ目線での住まいについて
紹介致します

しばしお付き合い下さい


夕星の家



天竜区の山々に囲まれた穏やかな住宅街に
新たな住まいが誕生しました

焼杉と白の塗り壁で包まれた二階建ての家
周辺の緑と合わさって
自然的ながらも彩りある住まいの景色となりました




正面の板塀には杉の赤身を荒木であしらい
北面と東面の外壁には素焼きの焼杉を用いました

日本の杉
と一言にいっても
色や質感、木目に至るまで様々な表情を見せてくれます

今後、太陽の紫外線や風雨にさらされて
より自然に溶け込んでいくことでしょう

維持管理や交換が必要になる頃には
家族も一回り成長し
新たな暮らしを再スタートする時期に
家は建ててからともに育っていく暮らしの道具の一つ

住みながらその成長を楽しんでいただければ幸いです




杉の引戸を開けると出迎えてくれるのは
ブラックチェリーのベンチと下駄箱

無垢の板を選んで加工し幅接ぎした造作家具
赤色の輪郭がコントラストを生み
玄関のシンプルな空間にメリハリを生んでくれます

アウトドアグッズやお庭いじり用の道具などを収納できる
玄関土間収納
洗い出しの床続きになっていることで
外履きのまま出し入れができます

また 床が下がっているので天井高が高くなり
収納量を確保しやすい点でもすぐれています



玄関とリビングを隔てる
ポリカーボネートの杉框戸

木材の持つ柔らかく軽やかな印象と
現代的な素材感の建具

玄関に窓をとっていなくとも
リビングのあかりが柔らかく漏れ
緩やかに空間を分けてくれています





 杉の柾目が美しい小梁が並ぶリビング
登り梁+Jパネルで仕上げたリビングは開放的で温かい印象に

大きくとった開口の下には
チェリーの腰掛ベンチを造作しました

外で遊ぶお子さんを眺めながら腰掛けるにも
読書や物書きをするにも
上手に使っていただけます

Luis PaulsenのPH5が垂れるダイニングで
朝昼夜と様々な光に照らされて食事を楽しんでくださっていれば嬉しいです





ダイニングを目前に臨むカウンターキッチン

ステンレスのバイブレーション仕上げの天板と
チェリー&オークで仕上げた造作収納

面取りしマットに磨いたチークの八角柱を中心に
棚の段々と並んだ直線が映えるキッチン

シンプルながら様々な家電を置いて
自分たちの暮らしに合わせてカスタマイズして欲しい

アリアフィーナのサイドフェデリカのスリムなデザインも合わさり
ノームコアな印象のキッチンに仕上がりました

幕板の杉板から生えるような間接照明は
松笠の家に引き続き大工造作で

光に照らされる木目が淡く食卓を照らします




キッチンダイニングの傍には
フラットに続いた畳リビングが配置されています

白太の板張りで囲まれた空間には
前の住まいでも使用されていたソファを使用されるそう
寸法を合わせて壁を起こしています

壁と襖、間接照明には和紙を張って日本的要素を取り込みつつ
チェリーや縁なし畳でスタイリッシュに納めています

ソファスペースには手元灯が欲しくなります
読書するにもリラックスするにも
小さな灯が役に立ちます

こちらの住まいでは
シンプルなスポットライトを採用しました



キッチン北側へ一直線に並ぶ水回りと生活同線

キッチン→パントリー→洗面→脱衣→UB

食材や衛生用品のストックをするパントリーから歯磨き粉を取り出し
洗面で歯を磨いたら
寝間着を洗濯機に入れて
朝のシャワーを浴びる

なんてシーンもやってくるかもしれませんね

お客さんの通るリビング側とは別に生活同線を確保することは
しましま設計室の設計において重要な要素の一つ

床仕上には脱衣のみコルクタイルに
枠で見切るため様々な仕様を用いて生活同線をまとめることができます



リビングの横に位置するトイレ
音や匂いの影響を抑えるために収納を前室として配置し
コンパクトに配置設計しています

最近はルンバを使用されているお客様が多いので
相談のうえでルンバのおうち(待機場所)を設けています
こちらの住まいではルンバと掃除機が共存する予定です



リビングの先には
板張りのWICL(ウォークインクローゼット)を
鏡を板張りの中にはめ込んだ姿見を設けて
限られた空間を効率的に使用できるように

住まいの中心に赤身の板を貼ったので
こちらの壁には源平の板を用いました

杉の板を余さず使って
山に対してもコスト的にも効率的に仕事をしています

適材適所に材料を振り分けながら
ご家族が満足できる家になるよう家づくりを行っています

板張りを収納に使う理由とプロセスについてはInstagramでも紹介しています
是非そちらも覗いてみて下さい
https://instagram.com/p/CtgsDQpvFSk/




WICL横の檜階段を上ると
2Fレベルに設けた引き違い窓

こちらはバルコニーに繋がっています

夕星の家の名の由来にもなった
金星を望めるアウトドアスペースで
音楽を聴きながらお酒を嗜んだり、家族とともに風を感じたり
もちろん洗濯物を干したりと
様々に活躍してくれること請け合いです



太陽光パネル下の通気層で温まった空気を取り込む
ISソーラー(集熱システム)の設備スペースを確保するため
五角形になった洋室

木造の中の限られた空間で
設備設計をするために生まれた
意味のある無意味なデザイン

このような意匠を収めてくれる大工の手と
設計のアイデアが住まいの形や表情に表れています




一階リビングの大開口サッシの外には
幾つもの仕様を囲い込んだお庭を設けています

デッキも芝もコンクリートも
シンプルながらそれぞれ良い素材感

ここに家族の遊び道具や植物
BBQで残った墨の色などが物語になっていく
そんな愉しみを生むキッカケになれれば幸いです



いかがでしたか?

天竜の彩り豊かな自然に囲まれた
シンプルながらも素材の豊かさに囲まれた
夕星の家

また次回の建物にも
ご期待下さい!