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TRAD BASE

WORKS GALLERY

新築戸建住宅

TRAD BASE
TRAD BASE
TRAD BASE 伝統的な日本の文化を取り入れて 暮らしに あそび と ゆとり を取り込んだ住まい
浜松市西区の田畑に囲まれた土地に 新たな平家の住まいが完成致します。

南にしつらえた庭に向かって大開口をこしらえたリビングを中心に
キッチン•パントリーまで広がる開放的な吹き抜け天井が印象的な住まいです。

床の間のある和室や漆の床など
和風住宅に用いられる要素を取り入れ落ち着きのある空間も作り出しています。

お風呂の窓から見える坪庭や築山した庭の緑を眺めながら過ごしたり
畳の上でゆったり寛いだり と
家を楽しむ為の場をしつらえています。

母家からガレージを渡った先 焼杉で囲われた趣味の為の空間で
何かに没頭する時間を楽しむこともできる秘密基地のような平家

TRAD BASE

こちらの住まいでは
エコテクノルーフ ( 太陽光パネル ) や石牧建築オリジナル集熱システム
エクセルシャノンのサッシ等
石牧建築がお勧めしたい設備も幾つか採用しています。



Photographer: 大関正行 coloring: 浅野太智(有限会社 石牧建築)
工法・規模 木造平家建て(木造軸組工法)
敷地面積 397.30㎡
延床面積 115.47㎡ (はなれを含む)
設計者 しましま設計室

こんにちは。
スタッフのアサノです

見学会に来て頂けなかった方にも
この住まいについて
少しでも知ってもらいたいなと 
思います


そこで
アサノ目線での住まいについて
紹介致します

しばしお付き合い下さい


TRAD BASE




風が抜ける西区の丘の上
田畑や農作物が育つビニールハウスの間をすり抜けていくと
開けた土地の真ん中に建つ平屋が現れてきます

焼杉に囲われた離れと塗り壁で仕上げられた母屋
落ち着いた色合いの建物の隙間には
草花の彩りが覗いています







天竜の杉で拵えた登り梁とJパネルのグラデーションが綺麗なピロティ

アプローチルートにもなるこの屋根の下では
住まい手さんの趣味である車の整備をしたり
近所の農家さんらが行き交う際の社交場になれば嬉しい限りです

倉庫の外壁に用いているのは焼杉
塗装を施した焼杉はこすった際にも色が移りにくく耐久性も向上しています
西の文化の一つである焼杉

現代的な技術と合わせて
素材を楽しめることが喜ばしいですね

室内は杉板を貼っています
床板にも使用している杉板は大きなロットで購入し
大工の目と手で選り分けて使用しています

映えさせたい箇所にはよりきれいな材を
収納などのプライベートな箇所には写真のような色味の混ざった板を

同じ木
同じ価値

その中にある小さな個性を見て
適材適所振り分ける
それが石牧建築の仕事につながっています





今年度の石牧建築で採用数の多かった
土色の塗り壁

一見古風な印象になりそうな色合いに思われますが
木の持つ柔らかい赤身と庭の緑色と合わさると
自然な色合いを生んでくれます

ゆとり委のあるお庭だからこそ
植栽に控えめな築山 砂利に土まで
自然な仕様を組みわせたお庭を板塀が区切りを生み
開放的なプライベート空間に

先ほど紹介したピロティの化粧梁は
家側から見た際に美しく見えるように木取りをしています

径の大きな丸太から芯を外すように木取りした芯去り材だからこそ
大きな背の化粧木を生み出すことができています

フジイチさんの材料と大工の木取りの話はまた改めて記していきます
お楽しみに







青砂利の洗い出しの土間床
名栗桧板の敷台
塗り壁で仕上げられた白い壁と天井

日本の文化を感じる仕上げを用いながら
広々とした開放的な空間に

大きく開けたFIX窓から差し込む日差しは
日々のお出掛時の気分を上げてくれたり
来客時の立ち話を盛り上げてくれること請合です

ポリカーボネートをはめ込んだ
兼子建具さんの框戸

赤柾の美しい木目と縦になびく透明な波が
隣の空間と柔らかくつながりを生んでくれます

鴨居の上を開けることで
登り梁と国産材の色合いを玄関に取り込んでみました








開放的なエクセルシャノンの大開口サッシ

エクセルシャノン+兼子建具さんの木製格子雨戸を組み合わせ
様々なシーンに合わせたデイタイムを過ごすことが可能です

それにしても最近のガラスの透明度には驚かされますね

下框と上框が隠れるように納め
外と仲のつながりを演出するサッシの良さを助ける設計

障子や雨戸などいくつもの部材が重なる窓辺は
出来る限りすっきりと 健やかな納め方としました

栗の床板は黄色がかった空間を生み
暮らしに落ち着きを生んでくれます

革製の家具や淡色の材と合わせて
さっぱりと落ち着いた日々を作るのにお勧めしたい木です








システムキッチンを囲うように立ち上げた収納と
現しの架構からつり下がった照明
それが照らす先には広葉樹のカウンターテーブル

キッチンに対する理想は家族ごと人ごとに十人十色
私たちができることはそのいろいろな理想に木とシーンを提供すること

レンジフードを囲う木は床とおそろいの栗材
テーブルも収納の側板も
その家を担う大工が材を選び加工し作り上げています

壁から延びるようなカウンターテーブルは
つまみ食いや晩酌にもってこいなスペース

揚げたてのエビフライやお猪口に注いだ日本酒など
灯の下で照らされる食べ物と向き合う場所はいかがでしょうか





寝室となる小上がり畳と書斎

杉の赤身で整えることで外収納とはまた違った雰囲気を生む杉
天竜の杉を天然環境下で乾燥させることで材を拵えるフジイチさんの木

燃料コストや排出CO2が少ないだけでなく
同じ木にかかる人の手と思いが詰まった木財

家に木を取り入れることは
山とそこに生きる人の思いを取り入れる
そんな側面も持っているとつくづく感じます







生活同線上には クローゼット / 洗面 / トイレ / 脱衣室 / 風呂
までの空間がリビングから回遊できる配置としています

石牧建築の標準設備+乾太くん と 杉板と数種の木を組みわせ
過ごしやすく健やかな空間に

トイレの床板には漆を施し
耐久性を向上させながら 見た目の美しさを楽しめるように





リビングの隣には小上がりの畳敷

縁のある畳と控えめに整えた床の間の頭上には
杉の横架材と障子貼りの照明

欅の板を敷いた床の間や陽が差す窓辺には花を飾ったり
将来的には寝室や居間として利用することもできます

奥の和紙襖の中には押し入れがあり
大きな荷物や季節外の荷物を収納できます

和室

やはり 日本文化に根付いているだけはありますね
畳の香りや柔らかさは私たちの暮らしをより良いものにする機能とアソビが詰まっています



いかがでしたか?

伝統的な日本の文化を取り入れて
暮らしにあそびとゆとりを取り込んだ
TRAD BASE

また次回の建物にも
ご期待下さい!

それでは