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茶会

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遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常

茶会
茶会

森の工房ilboscoへ向かう道中の野山や
紅葉が日に日に鮮やかになってきました。

先日、人生初の茶会に行ってきました。
茶会といっても茶道の茶会です。

学生の頃、授業に茶道がありました。
当時の僕にとって茶道の作法や茶を点てて
茶菓子をいただく時間は特別なものでした。

茶道の先生から扇子をいただき
いつか機会があればと今日まで仕舞っていました。

ようやく出番がきました。

母が通っている茶道教室の先生からお招きいただき
浜松の茶室松韻邸亭の中にある
萩庵と言う茶室で開かれる茶会に行って来ました。

茶会当日、慣れないスーツに着替えて
いただいた扇子を持って開場へ向かいました。

茶室には躙口と言う小さい出入り口があります。
千利休が考えた「茶室では皆平等」と言う意味が
込められた
この躙口の入り方にも作法があります。

まず扇子を行く先に置き両手を畳に添え茶室内を伺います。手を握った状態で両手を畳に置き正座しながら内に入ります。扇子を進めて同じ様に前に進みます…(以下略)

亭主に挨拶し床の間を拝見した後席に着き、
お茶を点てている間、先生から挨拶と
床の間のしつらえ物の紹介をしてくれました。

茶碗や茶杓などの茶道具から
その他の工芸品に触れることが出来ました。
浜松にある根上がり松で作った香合が印象的でした。

茶室内部の天井は
客座は垂木竹の掛込み天井と網代天井。
手前座は竹天井。
場所に合わせて素材を変えていました。

香節の床柱に名栗の床框、
水屋も見させて貰いました。
納め方や素材の魅せ方勉強になりました。

茶道は美しくてとても奥が深いです。
次回の茶会もお誘いいただいたので
茶の湯を通して色んな人や物に触れていきたいと思います。

goda